ERPエンジニアに欠かせない営業経験を積もう

フリーランスエンジニアの中には、ERPエンジニアになるためにはどんな経験があると良いのかとキャリアプランを考えている人もいます。
EPRエンジニアはシステム導入を担当するため、システム全般に関する基礎知識は必要なのは確かです。ただ、システム全般に関する知識は現場でも習得することができるので、それほど重要視されていません。

むしろ肝心なのが、営業経験を持っているかどうかです。
営業職として働いた経験があれば業種を問わないというのが一般的で、一年や二年の経験であっても高く評価される傾向があります。これはERPエンジニアが、クライアントから案件を獲得して仕事になることが多いのが理由です。その案件を最後まで担当して納品を完了できると、大きな成果として評価されます。
営業経験があるかないかによって、顧客視点での営業ができるかどうかが大きく異なります。
少しでも営業職で現場教育を受けていると、ただ製品を売れば良いのではなく、顧客のニーズをよく理解して、そのニーズに合った提案をしなければならないことを理解できます。ERPシステムは特にその影響が大きく、導入することが目的ではなく、運用して効率を上げることが目的だということを念頭に置いて顧客に対応しなければなりません。
顧客の視点でシステムを提案できれば、厚い信頼を得られるようになります。そうすると、ただ導入を依頼されるだけでなく、その後の運用コンサルティングも求められるなどといった形で、大きな契約を勝ち取れる可能性が高まります。そうすれば、ERPエンジニアとしての将来性が大きく広がるでしょう。